アートからテクノロジーヘ

以前住んでいた街は、最寄りにあるスーパーマーケットがややハイソといいますか
一人暮らしの貧困層にはやや抵抗がある高級商品が揃った
「こだわり」の強いスーパーでしたから、安い食材で自炊をしようとする人間としてはやや困ったものでした。


経済的に余裕があるときなどは、そのハイソなスーパーマーケットに足を踏み入れて
ちょっと高めのオリーブやスパイスを購入するなどの贅沢をしたことが懐かしく思い出されます。

自分が住んでいたその街は、どちらかというと寂れていて
ハイソな人間が大量に住んでいるという印象があまりなかったので
その「こだわり」が強いスーパーマーケットがドーンと店舗を構えていることには
正直なところ違和感がありました。

しかし、これも、自分の狭量な判断でしかなくて、表面的な寂れ方の奥で
小金持ちの家庭が街の隅々に点在していたのかもしれません。

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